2.筋肉の緊張を緩める

最近、スポーツ選手が鍼灸治療を受けていることが話題になっています。

2014年ソチ冬季オリンピック・男子フィギュアスケートで金メダルを取った羽生選手も硬い上半身をほぐすため「置きばり」というはり治療用品を使っているのが明らかになりました。

置きばりだけではなく、針を刺すと、軸索反射や体性自律反射と呼ばれる反射が体の中で起き、針を刺した局所だけではなく、脳を介して緩めたい筋肉の部位の筋肉も緩むことが、理論的に証明されています。

また、施術部位周囲の毛細血管も反射的に拡張し、新陳代謝が高まります。その結果、たまっていた疲労物質が流されて、筋肉の疲労が回復します。肩こりやスポーツ等での疲労回復に効果が期待できます。

 

また、経筋という考え方も鍼灸にはあります。経筋とは簡略に言うと経絡の流れている筋肉という事です。これは、12つの流れがありますので、12経筋です。

具体例をあげると、

・出産・精神労働・婦人病により血が不足すると→筋の引きつり、筋肉の張り、痙攣したような痛みが出ます。

・座り仕事・暴飲暴食・内臓疾患→筋肉に弾力はあるが、硬い。または、胃腸が弱い→筋肉が柔らかい。

このような、12経筋という経絡の沿った鍼灸治療をすることでも、症状が改善されます。